日本の農業の未来について考える

Join us Project by ジクー

第一弾

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アミナチュールさんとジクーとの出会い

何がきっかけで今回の対談に至ったか

 

現在、山梨で贈渡用の品質の高い桃、葡萄を生産・販売しているアミナチュールと、日本の農業・地方の問題をはじめとする様々な問題解決に向け、取り組んでいるジクー。
立場は違えど、日本の農業が抱える問題解決に対する思いは同じ。
今回はJoin Us Projectを通して、「農業」の抱える問題解決と、地方創生に向け、山梨から「Made in Japan」ブランドを海外へ…

贈答用果実のスペシャリスト「アミナチュール」(山梨県)

島谷:本日は、Join Us Projectの第一弾コラボ企画ということで、アミナチュールの向山社長にお越しいただいたので、いろいろお話を聞いていこうと思います。 普段あまりスーツを着ないのですけど、今回撮影をやるという事でしっかりと着替えてきました(笑)

向山:は・・・?(笑)

向山:そういうのは言っておいて欲しかったです(笑)

アミナチュールについて教えてください。

島谷:農園の紹介も兼ねてアミナチュールの紹介もしていただいて良いですか?

向山:そうだね。改めてだけど、山梨県の笛吹市一宮町が僕の生家であり、農園のある場所で 桃とブドウ、ドライフルーツの生産だったり、販売をしてます。

島谷:どれくらい生産してるの?

向山:うーん、桃がだいたい6.7万kg、葡萄は5千kgくらい出荷してるかな。 「アミナチュール」前身の会社から入って、父から引き継いで今のアミナチュールがあるって感じかな。

浩太さんが農業に携わることになったキッカケは?

島谷:元々東京で大学を卒業し、そのまま東京で働いていたって聞いたけど、農業するきっかけってなんだったの?

向山:19歳で東京に出てくるまでの18年間ずっと山梨に居て、生まれて育ったわけじゃないですか。 その居るときからかな、その風景が好きで。

島谷:確かに山梨の風景というか、畑って何回も行ってるからわかるけど、癒されるもんね。

向山:そう、癒されるよ〜(笑) ほかの人にもそれを共有したいって思うし、まあその辺はエゴではあるんだけど、無くしちゃいけないものだと思ったんだよね。 長男っていうのもあったし、農業をやらなきゃ!やりたいって!強く思ったので、一つのタイミングで30歳を区切りにして、山梨で農業を維持しながら、若い力を入れて発展させてやろうって決断して前の会社を辞めました。

島谷:すごいね!ちゃんと考えてたんだねぇ(驚)

向山:ところでジクーで農業にたずさわるきっかけってなんだったの?

島谷:ジクーを始めるきっかけっていうのが、日本の為になることをしようっていうのがあって、その中で、地方の農業の人手不足とか食料時給率って問題があるなって思って、地方にある日本の技術とか商品っていうとこでは地方再生の鍵になるのかなってところだね。 そこで、日本のそういった果物を海外とかしっかり価値がわかってくれる人たちに販売したら、生産者も喜ぶし、しっかり農業=儲かるって形をつくれると思うんだよね。

向山:なるほどね。

島谷:だからアミナチュールの果物食べた時はすっごい美味しかったし、周りの社長やセレブにお中元で送ったりしたんだけど、やっぱみんな一番美味しいって言ってたよ。

   
 

向山:ありがとうございます。

島谷:そういう地方でちゃんとこだわりを持って作られた果物を海外とかに輸出したり、高級ホテルとかに置いてもらって、日本の農業を盛り上げたいね!

ドライフルーツをつくり始めた経緯や、商品化するにあたり大変だったことはありますか?

向山:ドライフルーツを始めた経緯は、そうですね。 妻のかおりが山梨で育てた桃を食べた時に、「こんなにうめぇのか!」とすごく感動していて。 僕にとっては「桃ってコレでしょ」みたいな。 実家の桃があくまでも普通、と思ってたんです。 でも、それが妻にとっては美味しかったみたいで。 それが、期間限定なのが惜しい、もっと長い期間食べたい、ということを言っていて。 でもそんなの無理じゃん。

島谷:今、ハウスとか新しい栽培方法なんかを色んな研究者が考えているけど、通年通して単価に見合うものってなかなか無いからね。

向山:そうだね、ハウス栽培だと味も変わってくるし。 保存技術もあるけど、生物に限って言えば時期的な制限があるしね。

島谷:期間でいったら、どのくらい?ドライフルーツ作り始めて。

向山:5年目!

島谷:すごいね。生産するのとはまた違うから、結構苦労もあったんじゃない? メーカーっていう立ち位置として勉強したりとか。

向山:大変だったね。賞味期限ひとつ取っても、何を根拠に決めればいいのか、色々な所に電話して聞いたり。 農業者の知り合いにも聞いてみたりしたけど、誰も知らなかったし。 今まで桃や葡萄の生産はしてきたけど、食品の加工をしてた人間じゃないからね。全くのド素人だったわけ。

島谷:すごいよね、そういうところが本当に尊敬できる。 先代が作ったものを維持する、伸ばしていくことはもちろんだけど その時代に合った商品をつくっていくっていうことも大事だよね。

今回のコラボ企画には、どういった想いが込められているのでしょうか?

島谷:まずは販売して、しっかりうちらも儲けて(笑)、浩太さんにも儲けていただいて。 そのお金を本当の意味で社会に還元していき、業界全体が盛り上がって、雇用を創出していく。 そしたら、地方も活性化していくんじゃないか。 あと、インバウンドの方も、爆買いだけで終わらせるんじゃなくて、その後どうやって一緒にグローバル化を図っていくかが大事だね。 来年の4月には、単純労働もビザがOKになることが発表されたのもあって、農業でも外国人の方たちが活躍していける場面が増えていくはず。 だから、外国人の方たちとも、もっとコラボして、地方を盛り上げていけたら良いよね。

向山:本当にそうですね。

島谷:アミナチュールさんの果実はすごいんですよ。 セレブのお客様からも「今まで色々な桃を食べてきたけど、一番美味しい!」と言われて。

 
 

向山:あはは(照)、ありがとうございます!

島谷:それだけの手間暇がかかってますからね。だからもっと、なんで高いのか、なんで良いものなのかを知ってもらいたい。 メイドインジャパンっていうノウハウを、海外に発信していきたいですね。 まず日本のブランドをつくって、その後どうやって伸ばしていくかが大事なんじゃないかなと思います。

対談に応じていただいたAmi Nature(アミナチュール) の向山社長、 ありがとうございました!

今回の対談に参加した方々

向山 浩太
株式会社アミナチュール 代表取締役

故郷の山梨と農業とフルーツと家族を大切にするナイスガイ。

島谷 博行
株式会社ジクー 代表取締役

プロジェクトリーダー。日本を元気にするため、日々活動中。

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